2019年3月29日
今回の集団言語訓練は、『キッズサポートこおりやま スタンプラリー大会』を実施しました。
今年度、最終回を迎える集団言語訓練は、一年間を通して学んだことを総括しました。各チェックポイントでは、これまで学習した内容をクイズ形式で出題したり、お使いゲームを行ったりしました。また、ソーシャルスキルトレーニングも含め、以下の3点について、みんなとお約束をしました。特にこの3点は、キッズサポートのお友達が苦手としている項目です。
①ルールやマナーを守り、適切な場面で適切なあいさつをする
→訓練室を学校の職員室と見立て、入退室時の挨拶や何を目的として来たのかを相手にきちんと伝えること
②ヘルプサインを出す
→困ったときや助けてほしいときは、近くにいる支援者に助けを求めること
③みんなで協力する
→3チームに分かれて実施するため、クイズの答えをはじめ、どの順番でチェックポイントを回るのかなど、必ずチーム内のお友達と話し合って決めること
これまで学んだことを再度振り返ると共に、それらをどのような場面で活かすことができるのか、実践さながらの場面を設定することで、より理解を促すプログラムとしました。
集団活動が苦手な子ども達も、電車ごっこのように電車のひもを持たせると、眼差しが変わり、不安げな表情から一変。急にスイッチが入り、チーム内のお友達と話し合おうとする姿勢が見られたり、下学年のお友達を気に掛けてくれたりと、一年前よりも確実に成長した子ども達の姿が、そこにはありました。
子ども達のやる気や積極性を引き出し、子ども達が「少しやってみようかな」と思ってもらえるような、ワクワク感のある楽しい言語訓練を日々心掛けています。